転職活動をする際に、陥りがちな考え方として、
「応募をしないと始まらない」
「数を応募しないと箸にも棒にもかからない」という考え方もあります。
その考え方は間違っていませんが、私が支援してきた求職者様の中で、
より希望に近い企業から内定を勝ち取った方については、
ほぼほぼ皆さん応募数を敢えて減らしていたんです。
今回はなぜ応募を減らした方が良い内定をもらいやすいのか、を解説します。
たくさん応募しても良い内定に繋がりにくい3つの理由
- そもそも希望が固まっていない
- 一社一社の対策が手薄くなる
- 消去法で選んでしまう
1、そもそも希望が固まっていない
転職活動の考え方として、「現職のここを改善したい!」という起点から、
「そのためにはこの条件で求人を探す必要がある」と展開していくべきです。
例)有給が取れず、年末年始にも帰省ができない → 有給取得率が高いor年末年始休暇がある
何をどう改善するための転職なのか軸が定まっていないと、雑多に応募をしてしまいます。
雑多に応募をすると、面接でお話しされる転職理由や志望動機が希薄になってしまい、
倍率の高い優良企業からは内定がもらいづらくなってしまいます。
2、一社一社の対策が手薄くなる
ご面接の際に必ずと言って良いほど聞かれるのが、
「転職理由」と「志望動機」です。
志望動機をお話しするには、応募した企業のことをよく知っている必要があります。
競合他社の選考を複数社並行することもあるため、
それなりにリサーチの時間が取られます。
雑多に応募した結果、希望に合う企業・合わない企業の両方の対策をする必要があり、
本当に専念すべき希望にあう企業の対策に割ける時間が少なくなってしまいます。
3、消去法で選んでしまう
体感ですが、私が最も多いと感じる失敗要因です。
たくさんの企業へ応募をすると、いつかは採用基準の低い企業や面接官との相性が良い企業に当たります。
言い換えると、数を受ければいつかは内定が出るんです。
内定が出た際に企業側から、内定承諾期限を設けられます。
一般的には1週間以内か交渉すれば2週間ほど猶予をもらえることもあります。
内定をもらえることは光栄なことですし、内定辞退をするのは勇気が要ります。
結果、本当に納得していない企業からの内定を期限が来てしまうからという理由で承諾し、
ご入社後にミスマッチが発生することが多いんです。
志望度の高い企業から内定をもらうには
月並みですが、とにかく自己分析と面接対策に尽きると思います。
面接対策は自己分析ができていないと上手く進みません。
では、自己分析はどうやればいいの?という点については
また別の機会に解説をします。
「自己分析 やり方」とか検索すればいくらでも方法が出てくるので、
自分に合うやり方をとにかく見つけてみましょう。
※私は適職診断テストみたいなやつはあまり信用していません。人間一人一人違うので。
まとめ:「乱れ撃ち」ではなく「狙い撃ち」が成功のポイント
書類応募数が増えると、「転職活動が進んでる!!」って感じやすいんですよね。
気持ちはすごくわかるのですが、転職はゴールではなくスタートです。
転職をゴールとして進めてしまうと、入社後のビジョンがぼやけてしまうので、
入社後ミスマッチに繋がりやすいというわけです。
転職エージェントの私がいうのも変な話ですが、
エージェントは自分の売上にするために必要以上に転職活動を急がせてきたり、
毎日たくさんの求人が送られてきたり、応募数目標を勝手に設定されたり、、、
少し乱暴な進め方をする担当者もいると思うので、
相性見ながら転職のパートナーになるキャリアアドバイザーを選びましょう。
まとめ:とにかくたくさん応募している方を見ると危なっかしくてソワソワするのでやめてくれ。
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