結論:オファー面談を活用して転職を成功させましょう!
この記事を読めば、「入社前に聞いていた条件と違う!」ということを避けるコツが分かります。
ズバリ、オファー面談を有効活用しましょう!
「企業規模は大きい方が安心です。」という希望、転職支援の面談をしているとよく耳にします。
確かに、一定規模まで社員数を増やせているという実績は安心感がありますよね。
今回は、大手保険会社(ここではA社としましょう)にお勤めの求職者様の体験を紹介ます。
ちなみに、私は人材紹介会社に勤めていますが、A社とお取引があり、
採用担当者からのお話も聞いていたので、求職者側と両面のお話を聞いています。
実話〜求職者様から聞いた入社前後の待遇の違い〜
▪️求職者様からのお話
2年ほど前にA社へご入社。
保険の担当セールスの方から「一緒に働きませんか?」と誘われて、面接なしで入社。
※この時点で少し怪しい、、、
▪️ご入社前に聞いていた話
・月収は23万円+インセンティブ
・入社後6ヶ月は研修期間
・研修後は職級が変わり給与もアップする
▪️ご入社後の実態
・入社後6ヶ月は研修期間→これは相違なし
・研修期間の間の月収は23万円+インセンティブ→ここも相違なし
・研修後はノルマが課せられ、未達してしまい職級が下がる→ん?
・研修終了後、下がった職級での月給は18万円(手取り15〜16万円)
・ボーナスは冬の4万円のみ。つまり年収220万円、、、
この給与だと生活ができないので転職をしたいです、、、、と弊社へ駆け込み。
実話〜採用担当から聞いた採用状況について〜
▪️採用状況
・出来るだけたくさんの人数を採用したい
・20代で普通にコミュニケーションが取れれば誰でもOK
・やりたいことが決まっていない人でもOK
・とりあえず大手で働いてみたい。みたいな人でもOK
(なんか大手にしては要件緩いなあ、、、紹介会社としては助かるけど、、、)
▪️求人の打診ポイント
・大手企業で営業経験を積むことができる。
・1年くらい頑張れば大手企業で営業経験という箔がつくので、転職にも有利になる。
※A者としても1年くらい真面目に頑張ってもらえればコストを差し引いても利益が出るとのこと
総評:キャリアに迷ってる人向けにめっちゃいい求人だ(とその時は思いました。)
この求人の落とし穴
ここからは私の憶測が入ります。
ズバリA社は、大量に新人採用をし、
研修期間中にご親族やご友人に保険加入をしてもらい、
近しい人の加入が一通り終わり、成約ペースが落ちた段階で生活困窮レベルまで給与を下げ、
自主退職を狙っているのではないか、、、というのが私の考えです。
雇用契約を結んだ段階(6ヶ月の研修期間中)は条件を守っていたため、
違法になるかどうかは大変グレーなだとは思います。
意図的にそういう戦略をとっているのかは知る由もありませんが、
実際にこの求職者様は生活がままならない状況に追い込まれていますので、どっちにしてもタチが悪いですね。
では、こういったケースに陥らないためにはどうしたら良いのでしょうか?
結論:オファー面談で疑問解消!
▪️オファー面談とは:
通常内定後に設けられる面談の場で、
内定条件をいただいた上で、内定承諾をする前に疑問点や懸念点を払拭するために、
お話をお伺いする機会のことを言います。
▪️なぜオファー面談が必要なのか:
ひとことで言うと、面接時に聞けないことを聞くためです。
例えば、ボーナスの支給実績や有休消化率などは選考中に聞くと印象が悪くなる可能性があります。
でも給与や休日は生活していく上でめちゃくちゃ重要です。聞かなきゃ!オファー面談で。
▪️オファー面談で聞くこと
・給与面、休日を含む待遇
・キャリアのモデルケース(類似の経歴で入社した方の実例があれば)
・評価制度の詳細
・活躍されている方、活躍されていない方の特徴や傾向
まとめ
転職を成功させるには知識が必要です。
今回の事例についても、オファー面談について求職者様が知っていれば、
事前に防ぐことができたかもしれません。
大手企業であっても悪どい採用をしている企業は少なからずあると思います。
中には本当に魅力的な会社もあります。
マッチングを高めるためにもオファー面談をうまく活用しましょう。
進め方がよく分からない方はコメント欄にてご相談ください。
アデュー★
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