私はキャリアアドバイザーという肩書きを名乗っていますが、
企業側とのやり取りを担当する、いわゆるRA(リクルーティングアドバイザー)も兼任しています。
企業の採用担当と日々やり取りをする中で、良い企業と悪い企業の傾向が見えてきました。
当たり前といえばそうなのですが、良い企業は全てにおいて対応が丁寧なんです。
良い企業は採用をスタートと考えますが、悪い企業は採用をゴールと考えます。
※「良い企業」というのはざっくりした概念ですが、総合的にお勧めしたい企業と思ってください。
対応の差に出る、良い企業と悪い企業の違い
▪️良い企業の特徴 チェックポイント
- 電話応対が丁寧
- メールの文面が綺麗、かつレスポンスも早い
- 面接で企業紹介をしてくれる(悪い点も含めて)
- 謙虚、感謝がある
- 清潔感がある
▪️悪い企業の特徴 チェックポイント
- 電話対応が雑
- メールが適当、レスポンスも遅い
- 面接が一方的
- 横柄
- 清潔感がない
基本的には良い企業の逆ですね。
なぜ対応の差が生まれるのか
上記5つの点の違いは、採用に関する考え方
冒頭の繰り返しにはなりますが、
良い企業は採用をスタートと考え、悪い企業はゴールと考えます。
良い企業は入社後のマッチング、実務でどのように活躍・ステップアップしてもらえそうか。
そこまで考えて採用します。
悪い企業は年間⚫︎⚫︎名採用。というゴールなので、とにかく数を回します。
(もしかしたら離職率が高いので、慢性的に人が足りていないのかも)
結果として、良い企業の電話・メール対応には、
「この人が入社したら活躍してくれるかもしれない」という期待の下、
自ずとメールの文面も丁寧になり、電話の折り返しも早い!といった対応になります。
面接もマッチングを重視するため、良い点・悪い点含め情報開示をしてくれますし、
求職者様(CAにも)敬意を持って接してくれます。
採用意識の高い人が多いので、身だしなみや面接時の環境(騒音や背景)等も整っています。
悪い企業は、とにかく採用人数を追いかけているので、
面接の母数を増やしたがります。
1日10件以上面談をするほど、母数を集める企業も多く、
結果採用担当の工数が圧迫され、メールがなかなか返ってこない、
電話もつかまらないし折り返しも来ない。という状況が生まれやすいです。
1日10件面接をし、各種打ち合わせやデータ整理等もあるので、
当然1面接に1時間はかけられません。
事務的に必要事項だけヒアリングをして、30分ほどで終了してしまいます。
(酷いところは15分のところもありました。取引停止しました。)
とにかく誰でも良いから入社してほしい!という姿勢が見える企業は、
あくまで私の意見ですが、やめておいた方が良いかと思います。
※もちろん、ベンチャー企業で採用のノウハウがなく、手探りでやっている等
一部不慣れな対応はあるかもしれませんが、不慣れながらも丁寧にはできると思うんです。
まとめ:丁寧で敬意のある会社に入ろう!
人事は人の事と書きます。
まだ入社をしていないとはいえ、候補者なのですから、
入社する可能性も大いにあるわけで、
そんな候補者を雑に扱う企業に入って、入社後も丁寧に扱ってくれるという期待は持てないですよね。
裏を返せば、
良い企業は敬意のない求職者様には内定を出さないということも言えると思います。
ビジネスマナーに自信がない方はぜひご面接前に予習をしておくことをお勧めします。
特にアピアランス(髪型や服装)は事前に準備ができることです。
「お人柄は良さそうでしたが、ビジネスシーンに合わない格好でした。」
というお見送り理由も珍しくないので、
敬意のある良い企業に入るために、敬意のある良い求職者になることを心がけましょう!
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